COPA SANTA FUTVALLE
昨日までの2日間FUTVALLE主催の大会がありました。
そして、自分はSUB7とSUB11のコーチなのでそれらの試合担当でした。
結果からゆうと両方三位。まずまずでした。(本当は超優勝したかった。負けるの大嫌いなんで。笑笑)
13歳以下のカテゴリー(SUB13)は準優勝!!さすがでした!!
ただ、子供達は練習でやってきた事を凄く意識してプレーしてくれました。
びっくりするくらいいいプレーがちらほらありました!!
負けたけど、凄くいいサッカーでしたし、指導者ってこういう子供の成長が1番嬉しいんだなって思いました。
(自分が担当コーチになってから、なかなか勝ててなかったので少しホっとしました。笑笑)
また、4年前にJICAの活動の一環で指導した別の県(スクレ)のチームも参加してくれたので、久しぶりに会えました!
やっぱりサッカーファミリーって素晴らしいですね!
そんなこんなで2日間あっというまで昨日は帰ってすぐ死んだように寝てました。
気づいたら今日の昼3時。自分でもびっくりするくらい疲れてました。笑笑
まあ、子供の方がきっと疲れているでしょう。
ただ凄く楽しく、有意義な大会でした。
次の試合が楽しみですね!!
サッカーは世界の言葉
もし、サッカーをしていなければ、地球の裏側にあるボリビアになんて来ることはなかったでしょう。
ましてや、ボリビアの素晴らしい人達にも出会うことができなかったと思います。
「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする。」
僕自身しっかり大人になれたかわかりませんが、サッカーを通じて、サッカーが僕を成長させてくれました。
そして、僕はそのサッカーを通じてボリビアでたくさんのことを学ばせてもらっています。
その1つが僕が手伝いをしている子供のサッカースクールです。
大袈裟に言うと、そのサッカースクールが今の僕の人生を豊かにしています。
今日はそのサッカースクールを少し紹介します!!
名前は「FUTVALLE」
僕はボリビアに来る際、いくつかの選択肢がありました。
しかし、このクラブを一度見て「ここのチームの手伝いがしたい!」「ここのコーチ達からたくさんのことを学びたい!」
そう、思いました。
今、このチームと関わるようになって1年が過ぎましたが、はじめはこんなに長くこのチームに居るとは思ってもいませんでした。
(もちろん、ボリビアに来た理由の1番はサッカー選手として、自分がプレーする為なので、その点についても、ここが自分にとってのベストだと思い決断しました。)
練習も全力で取り組み、勝負事には常に真剣で、練習でさえ、負けて泣く子供がいるのは日本にはない光景です。
環境や設備は間違いなく、日本の方が良いでしょう。
しかし、全員サッカーが大好きで、暇さえあれば、ボールを蹴る。
そういう気持ちの部分、サッカーに対する情熱が本当に素晴らしく、自分自身とても勉強になっています。
こういう環境だからこそ、南米からはメッシやネイマールのような素晴らしい選手が常に現れるのだと思いました。
そして、このクラブは子供のサッカー指導はもちろん、その他の事(人の話を聞く、時間を守る)なども重視しており、クラブの理念が素晴らしいです。
いつか、学校やスポーツ複合施設のようなものを立てて、スポーツを通じて活躍できる人材を育成するのがこのクラブの夢だそうです。
そんな素晴らしい夢の一端に少しでも貢献できるように毎日僕も全力で取り組んでいます。(最近、なぜか疲れが異常に溜まりますが、、、笑)
こんな僕のような日本人をいつも笑顔で受け入れてくれるこのクラブのみんなが本当に大好きです。そして何より、本当に子供達が可愛いです。
(帰国の際は2、3人連れて帰ります。笑)
こうして、毎日過ごして行くうちにこのチームのコーチ達、子供、保護者のことが大好きになり、今ではこのチームなしではボリビアで過ごして行けません。
言葉や文化は日本と全く違います。ですが、サッカーボール1つでたくさんの人達と繋がることができる。
もしかしたら、これがサッカーの本当に素晴らしいことなのかもしれませんね。
そんなことを教えてくれた「FUTVALLE」
にこらからも何かしら貢献していきたいです!!
大人と子供
「大切なことは子供の心のコップに水を満たしてあげることではない。心に火をつけてあげること」
大学の時に受けた、コーチ学総論という授業でとある教授がいったことです。
(とある教授といっても、僕の大学のサッカー部の監督ですけど、、、笑)
ボリビアに来てもう、1年が経ちましたが、この1年間、自分がサッカーをプレーするだけでなく、とある子供のチームのコーチとして手伝いをさせてもらってます。
その中で親の過剰な応援やコーチの異常な指示が気になることが多々あります。
先日の試合でレフェリーに対する抗議をキッカケに子供の試合なのにもかかわらず、親同士が乱闘騒ぎになりました。
こんな光景を日本で見たことないのですが、僕がボリビアに来た1年間で4、5回ありました。
(確かにびっくりするくらいレフェリーのレベルが低いし、多分しっかりルール知らないのではないかと疑いたくなり、選手としての自分なら間違いなくレフェリーに対して暴言を言ってると思います。笑笑)
しかし、ワンプレー終わるごとに親や、コーチの顔色を伺いプレーしている子供がたくさんいます。試合中に観なければいけないのは親やコーチの顔ではなく、ボールであり、相手であり、味方やゴールのはずです。
コーチさながらに、子供にパスを出せ、シュートを打てと、ゲームのように指示を出す親がたくさんいます。
きっと自分もいつか親になったら子供に期待をしすぎるかもしれませんが、それが子供の判断力を奪い、成長の妨げになっていると思います。
話は少し変わりますが、最近子供から「自主練をしてくれ」「今日の僕のプレーどうだった?」と子供から質問に来てくれる子供が増えました。
僕は指導する際に気をつけている事が3つあります。
1、子供を認めること(注意することは質問して子供自身に考えさせる)
2、失敗の裏側まで観ること
3、子供の成功を異常に褒めること
まだまだ全然できてないことだらけですが、スペイン語にもなれ、子供との会話は必ず質問から始めます。
その結果子供から質問に来てくれることが多くなったのではないかと思います。
そして、そういう子はびっくりするほど、成長しています。
親やコーチが子供に期待することは当然であり、素晴らしいことだと思います。
しかし、本当に素晴らしい選手はレフェリーの笛に関係なく技術を発揮することができると思いますし、心からサッカーを楽しめると思います。
勝利至上主義が決して悪いとはいいません。
サッカーはスポーツであり、ゲームなので、勝たなければいけません。
しかし、育成年代である子供の試合の勝敗が親やコーチのモチベーションの為になるのは絶対にあってはならないことだと思います。
将来、高校教師になってもう一度高校サッカーをしたいと思っている自分にとって毎日勉強になることばかりです。
今は、ネットの発達などにより、サッカーの戦術やトレーニングメニューが簡単に手に入りやすい環境ですが、こういった、子供との関係性なども指導者として大切なことなんだと、学ばせてもらいました。
おそらく、ボリビア生活はあと1年です。
自分がプレーするだけでなく、指導者としても成長していきたいと思いますし、大人と子供の関係についても学んでいきたいです。