ラスト1ヶ月。
帰国へのカウントダウンがいよいよ始まりました。
正確に言うと、帰国まであと1ヶ月と1週間。
ボリビアには合計で2年と1ヶ月いたことになりますね。
そこで、今回はこの2年間の体験を要約したいと思います。
きっかけは大学連携のプロジェクトでJICAの短期ボランティアとしてボリビアにサッカー指導に来たことです。
そこで出会った数名の人との繋がりにより、ボリビアでサッカーをしよう。と思い、旅立ちました。
なぜボリビア?と思う人もいたと思いますが、南米はサッカーが1番の国。国が幸せになる為に大切なものは政治とサッカーとマテ茶だというくらいサッカーが大切で、ストリートサッカーや、空き缶でつくったゴール、ゴミを丸めたものでサッカーをしている子供達がちらほらいます。
そんな中でこの国に来た時に最初に苦労したことがあります。
1、家探し。
こっちでは不動産屋がありません。
聞いて回るしかないんですよ。
今は運良く家賃なしで済ませてもらえていますが、最初の家??はまあ、最悪。
水が出ないので、ペットボトルを両手に井戸みたいなところにくみにいってました。
大家に行っても明日修理に来るからまってくれと。
結局2ヶ月で一度も水の修理はこなかったですね。笑
2、ビザの申請。
このビザの申請ほど厄介なものありません。ましてや、来て早々なので、スペイン語がほとんど聞き取れません。
書類を持っていってもあと1つ足りないといわれ、次の日その書類をもっていくと受付が違う人なので、書類がまだ、足りないといわれてしまい、もう心が完全に一度折れましたね。メンタルトレーニング完了です。笑
受付の人によって必要な書類が違うってどんなんやねん。と思いましたが、結局最終的にビザが下りたとき、必要だった書類はたったの4種類。俺が集めた書類は20種類以上。笑いしかでません。笑
3、外国人登録枠。
僕はサッカーをプレーしにこの国に来ました。結局プロ契約として登録できた?のは3チーム。ですが、外国人って登録難しんですよ。
まず、FIFAを経由して日本サッカー協会にトランスファーという書類を求めないといけません。これは、移籍金などが発生するかしないかのための書類でとても重要です。
移籍マーケットが開いている1ヶ月でこの書類を回収し、登録用紙に記入できればいいのですが、ここはボリビアです。
ボリビアサッカー協会がとてつもなく怠けものなので、最初のチームでは間に合いませんでした。笑
そして2チーム目では、なんとか登録できたものの、リーグ戦がなんと途中で中止。
理由は試合をするお金がないと言うことで、数チームによる集団ボイコット。笑
3チーム目でもほぼ同じでような感じですね。笑
その間一部のチームにもテストしに行きました。
なんだ、やっぱり1部といって全然やれるやないか、試合で点も沢山とったし、と思っていたら、監督から「ごめん、もう外国人6人いるんだよね、だから今年は登録できない」と。
いや、最初から言えや!笑
そんなんわかっとったやろー。笑
まあ、要するにボリビア人よりサッカーが上手くてもダメなんですよ。日本で大学まで真剣にサッカーをしてた人ならボリビア人よりはみんなはるかにサッカーがうまいこと間違いなし。
ただここは南米です。6枠しかない外国人枠を争うのはブラジル人やアルゼンチン人などです。
流石にあいつら上手すぎます。ましてや、助っ人外国人なので、多少、歳はとっていても、元代表選手とかなので、やっぱりうまかったですね。
まあ、やっぱり運って大事だなと思いましたが、実力があれば何の問題もなかったわけで、選手としての僕の2年間の挑戦はもうおしまいです。
結局公式戦にでれたことはほとんどありませんでした。(数回、リーグを下げて、でたことはあります。しかも準優勝。笑)
というわけで、選手編は以上です。笑
次に指導者編、と言いたいところですが、これはとてつもなく長くなるので、次回に回します。笑
それでは、chau chau!!